物語工学論(キャラクターを作る)

さまよえる跛行者


・釣り合いの取れていない物事が進行する様。

何かが欠如している。
何かが偏っている。

(隻眼・片腕・一本足)
・非対称性

塔の中の姫君


・英雄の救出を待つ姫君。

囚われている例えとしての塔の存在。
閉じ込められることで物語が動き出す。
「泣ける」物語にしやすい。
囚われているのは女性に限らない。

二つの顔を持つ男


・二つの要素を内包する存在。

社会規範上の選択を迫られる。
正義かそれとも法秩序か。
自在に二つの顔を行き来できるヒーロー。
自分で二つの顔を持つと決めることが多い。
日常と非日常の両面に依存。
文明社会において最も活躍できる。
覆面を被るだけで誰もが二つの顔を持てる。

武装戦闘美女


・戦う女性キャラクター。

女性の役割という非対称性。
二つの秩序を同時にあわせ持つ。
豊かな問題意識を内包した存在。
どのような「幸福な結末」に辿り着くのか。

時空を超える恋人たち


・「自分と合一することで完全となる相補的なもの」への希求と、それを妨げる「強烈な障害」
<恋人たち>は互いを希求する。
互いを希求する二人を妨げる<障壁>
<恋人たち>が出逢うためには<障壁>を弱体化させる。
<障壁>とは二つの「秩序」の同時入手が難しいということ。
現代的でリアルな<障壁>が求められている。

あぶない賢者


・マッドサイエンティスト。

未知の<向こう側>から「何か」を手に入れる。
<賢者>は知識とそれ以外の秩序を両立できない存在。
かつて知識とは一部の人々だけが知り得た強大な力だった。
<賢者>は人のために良かれと思って「何か」をもたらす。

造物主を滅ぼすもの


・象徴的に「父に勝ち乗り越えていく」キャラクター。

どちらを勝たせるかは読者視点に影響される。
未知の種に主導権を奪われる物語にも発展できる。
類型の基礎に横たわる「亡び」と「時間」の概念。
<亡ぼすもの>が持つ動機とその結末。
自発的に魂が芽生えたモノと造物主の関係は。